高齢期の暮らしを支える住まいとして注目されているサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)。
「介護付き有料老人ホームより自由」「一般賃貸より安心」という中間的な位置づけで、年々需要が高まっています。
しかし、「どうやって選べばいいの?」「費用はどれくらい?」という疑問を持つ方も多いはず。
今回は、サ高住の基本情報から選び方、費用相場までを2025年最新情報で解説します。

1. サ高住とは?
**サービス付き高齢者向け住宅(略称:サ高住)**は、国土交通省と厚生労働省が推進する高齢者向けの賃貸住宅で、以下のような特徴があります。
- バリアフリー構造(段差の少ない床、手すり、広めの廊下など)
- 安否確認・生活相談サービス付き
- 介護サービスは外部事業者と契約して利用
- 自立から要介護の方まで幅広く対応
2. サ高住と他の高齢者施設との違い
項目 | サ高住 | 有料老人ホーム(介護付き) | 特別養護老人ホーム |
---|---|---|---|
入居条件 | 60歳以上、自立〜要介護 | 自立〜要介護 | 原則要介護3以上 |
契約形態 | 賃貸借契約 | 利用権方式など | 利用契約 |
介護サービス | 外部事業所と契約 | 施設内で提供 | 施設内で提供 |
費用水準 | 中 | 高 | 低 |
入居までの期間 | 空きがあれば即入居可 | 空きがあれば即入居可 | 待機期間あり |
3. サ高住の費用相場(2025年版)
サ高住の費用は、家賃・共益費・サービス費・介護保険自己負担分から構成されます。
① 初期費用
- 敷金:家賃の1〜3ヶ月分
- 礼金や入居一時金は不要な物件が多い
② 月額費用(全国平均)
項目 | 金額相場 |
---|---|
家賃 | 5〜15万円 |
共益費・管理費 | 1〜3万円 |
サービス費(安否確認・生活相談) | 1〜3万円 |
介護サービス費(必要に応じて) | 実費(介護保険自己負担分) |
食費(任意) | 3〜6万円 |
合計:月額10〜25万円程度が一般的(都市部はやや高め)
🔗 参考:LIFULL介護|サ高住の費用相場
4. サ高住の選び方(失敗しないポイント)
(1)立地とアクセス
- 家族が訪問しやすい距離か
- 病院や買い物施設が近いか
(2)介護・医療連携
- 提携医療機関の有無
- 夜間や緊急時の対応体制
(3)サービス内容
- 安否確認の頻度(毎日/週数回)
- 生活相談員の常駐時間
(4)住居の設備
- バリアフリー、浴室・キッチンの有無
- 居室の広さと収納
(5)契約条件と費用
- 敷金・解約条件
- サービス費や食費の必須契約有無
5. サ高住が向いているのはこんな方
- 自立して生活できるが、見守りや相談窓口が欲しい
- 一般の賃貸では不安がある
- 家族が遠方に住んでいて安否確認が必要
- 将来的に介護が必要になる可能性があるが、できる限り自由に暮らしたい
6. NPO法人によるサ高住入居サポート
サ高住の多くは身元保証人や緊急連絡先が必要です。
家族がいない、頼れないという理由で入居を諦めるケースもあります。
私たち**NPO法人「生活あんしんサポート」**では、以下の支援を行っています。
- 🏡 サ高住選びの相談・見学同行
- 📞 定期見守り・緊急時対応
- 🏥 医療機関・介護事業者との調整
- 📑 身元保証・契約手続き支援
7. まとめ
- サ高住は自由度と安心を兼ね備えた高齢者向け住まい
- 費用は月額10〜25万円程度が目安
- 立地・介護連携・サービス内容を比較しながら選ぶことが重要
- 保証人や入居手続きに不安がある場合は、NPOなど第三者支援の活用がおすすめ
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