渋谷区の住宅支援制度まとめ:高齢者やご家族が知っておきたい「住まいの安心制度」

高齢者の一人暮らしやご家族との同居生活には、住まいの安全や経済的な不安がつきものです。特に「今の住まいに不安がある」「引越しを考えているけど費用が心配」「耐震性が気になる」といった声は、当NPOにも多く寄せられます。

今回は、東京都渋谷区が提供している住宅支援制度の中から、高齢者やそのご家族が知っておきたい制度をわかりやすくご紹介します。


1. 住宅簡易改修支援事業

【高齢者の安全な暮らしをサポート】

渋谷区に住民票のある方が、区内の住宅を改修する場合に費用の一部を助成してもらえる制度です。

  • 対象工事例:手すりの設置、段差の解消、浴室・トイレの安全対策など
  • 助成額:工事費の20%(上限10万円)
  • 条件:工事費が税抜5万円以上、渋谷区と協定を結んでいる施工業者を利用すること

リフォームを検討中のご家庭や、高齢者が安心して暮らせる住まいづくりを始めたい方におすすめです。

👉 詳細はこちら:
渋谷区 住宅簡易改修支援事業(公式)


2. 引越し費用を支援:住居確保給付金制度

離職や収入減少により、住居の確保が困難になっている方を対象に、転居にかかる費用を渋谷区が助成する制度です。

  • 対象費用:引越し費、仲介手数料、礼金、鍵交換、クリーニングなど
  • 支給上限:例)単身世帯で約27万9千円、2人世帯で約30万円
  • 手続き:事前に家計相談が必要。転居先確保後に支給決定されます

特に「高齢者施設に移ることになったが引越し費用の負担が重い」というケースに有効です。

👉 詳細はこちら:
渋谷区 転居費用補助(住居確保給付金)


3. 家賃支援:住居確保給付金(家賃補助)

家を失った、あるいは失う恐れのある方に対し、最大3か月間の家賃を区が補助する制度もあります。

  • 就労支援とセットで支給
  • 支給期間中に住まいの安定と就職支援を受けられる

高齢者ご本人だけでなく、ご家族が生活再建中のケースでも活用できます。

👉 詳細はこちら:
渋谷区 住居確保給付金制度(概要)


4. 木造住宅の耐震改修・除却への助成

1981年(昭和56年)以前に建てられた木造住宅の所有者が対象で、耐震診断と改修・除却の費用に対する助成制度です。

  • 区の指定業者による耐震診断が必要
  • 助成金上限あり:改修内容や規模によって異なる
  • 申請期限:2025年12月25日まで(要事前相談)

地震への備えが不十分なご自宅にお住まいの方は、まずは無料の耐震診断を受けてみることをおすすめします。

👉 詳細はこちら:
渋谷区 木造住宅の耐震改修助成


まとめ:住まいの不安は「相談」から始めましょう

こうした制度は、自ら申請・準備をしなければ活用できません。制度の内容がわかりにくく感じられる方や、「何から手を付けたらいいかわからない」という方も多いと思います。

私たちNPO法人生活あんしんサポートでは、高齢者施設の選び方から入居に必要な引越し・契約サポートまで、ワンストップでお手伝いしています。助成制度のご案内や手続き支援も可能です。


どこに相談してよいかわからない方、今のうちに情報収集を始めたい方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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NPO法人 生活あんしんサポート
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