高齢者施設の種類と費用の違いを知っていますか?最適な選択のために必要な基礎知識

高齢者施設と一口に言っても、その種類や提供されるサービス、費用負担は大きく異なります。
これから介護施設を検討するご家族やご本人にとって、「どの施設が適しているのか?」「費用はどのくらいかかるのか?」はとても重要な判断材料です。
この記事では、主要な高齢者施設の種類とその費用感をわかりやすくご紹介し、施設選びの基本と注意点をお伝えします。


公的施設(介護保険施設)

1. 特別養護老人ホーム(特養)

  • 【対象】要介護3以上
  • 【特徴】低料金で手厚い介護、終身入所可
  • 【費用】月額6〜15万円程度(介護度・所得に応じて変動)
  • 【注意】人気が高く、数ヶ月〜数年待ちも多い

2. 介護老人保健施設(老健)

  • 【対象】要介護1以上で在宅復帰を目指す方
  • 【特徴】リハビリ中心。原則3~6ヶ月の中期利用
  • 【費用】月額8〜15万円程度
  • 【注意】基本的に退所前提の施設

3. 介護医療院(旧・療養型)

  • 【対象】医療的ケアが長期的に必要な方
  • 【特徴】医療・介護を一体的に提供
  • 【費用】月額10〜18万円程度

📌 詳細:厚生労働省|高齢者の住まい


民間運営施設(有料老人ホーム)

1. 住宅型有料老人ホーム

  • 【対象】自立〜要介護者
  • 【特徴】介護は外部の訪問サービスを利用
  • 【費用】月額15〜30万円+入居一時金(0〜数百万円)

2. 介護付き有料老人ホーム

  • 【対象】要介護認定者
  • 【特徴】施設内で24時間介護提供、安心感が高い
  • 【費用】月額20〜40万円程度+入居一時金あり

3. 健康型有料老人ホーム

  • 【対象】自立している高齢者
  • 【特徴】介護が必要になると退去条件になるケースも
  • 【費用】月額15〜30万円前後+入居一時金

🔗 参考:LIFULL介護|老人ホーム検索


その他の高齢者向け住まい

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

  • 【対象】自立〜軽度要介護者
  • 【特徴】バリアフリー+安否確認・生活相談付き
  • 【費用】月額10〜20万円程度、賃貸契約形式

🔗 サ高住ナビ

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

  • 【対象】認知症の方(要支援2〜要介護)
  • 【特徴】定員9人以下の共同生活、家庭的な環境
  • 【費用】月額13〜17万円程度

軽費老人ホーム(ケアハウス)

  • 【対象】低所得高齢者(自立〜要介護)
  • 【特徴】家賃が安く、生活支援あり
  • 【費用】月額5〜15万円程度(所得に応じて変動)

高齢者施設選びのポイント

施設選びでは、介護度・費用・医療体制・立地・家族の支援体制など多くの視点が必要です。
特に、入居時に「将来的に介護が重くなっても継続して住み続けられるか」は重要な確認ポイントです。

また、「入居一時金0円」とうたっていても、月額費用が高い施設もありますので、トータルコストで比較検討しましょう。


NPOが提供する入居支援とは?

私たちNPO法人生活あんしんサポートでは、高齢者やそのご家族が直面する「施設探し」のお悩みに対し、次のような支援を提供しています。

  • 現在の介護状況と今後の見通しのヒアリング
  • 入居可能な施設の候補提示(地域・条件に合わせて)
  • 内覧同行・契約のサポート
  • 身元保証、死後事務、家財整理など総合支援も対応

「どこを選べばよいかわからない」「施設のパンフレットでは違いが見えない」
そんなときこそ、専門家の目線で一緒に選びませんか?

📩 お問い合わせはこちら(24時間受付)
📞 電話:03-6419-7597(平日9時〜17時)

NPO法人 生活あんしんサポート(東京都渋谷区東3‑23‑5 石川ビル2F)
理事長 生田 忠士

https://npo-seikatsu-anshin.com

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